新着ニュース シリーズ第二弾 日本初レポート



縦型水冷式 Hit & Miss Engine

機械式ウオーターポンプを備えた縦型 ヒットアンドミス エンジン
進化を遂げたシーリーズ第二弾が出たので早速紹介させていただく。







シリンダーが縦型となり周囲をウオータージャケットが覆っている。
手前の5本の真鍮パイプ部はラジエターとなっている。








コンロッド、クランクはアルミケース内に収まっている。
整備性は劣るものの潤滑油の飛び跳ねで周囲を汚さないのが利点と言える。

ただ、重心が高くなるので運転中の振動によるトラブルには注意が必要だ。









フライホイールの外側にはスタートロープ巻き付け用のプーリーが標準装備された。

フラーホーイール内側の点火タイミング調整ローターには溝が刻まれたプーリー状となっているのもありがたい。
ドライブベルトを掛ければ各種動力源として色々楽しめそうだ。







燃料チューブも振動でずれる事があるので、始動前に確認が必要だ。
市販のホースクリップを利用すればトラブル防止に役立つ。










ラジエター上部のフィラーキャップ(ローレット加工されたブリーザー穴のあるネジ)を外し冷却水を入れる。 
冷却水は沸騰するまで温度は上がらないだろう。 
恐らく煮えたぎる前にピストンリング(ゴム製)が逝かれてしまうと思われる。
万一、冷却水の圧が高くなってもキャップのブリーザー(通気孔)が圧を逃がしてくれる仕組みだ。

配管接続部はネジ式なので冷却水の交換も簡単に行えそうだが
錆、腐食を考慮するとクーラントとを混ぜるかどうか迷うところだ。







ウオーターポンプはカムを介してピストンを動かす往復ポンプ、カムとの接点にはボールベアリングが奢られている。





クランクケースのオイルフィラーキャップを外し注射器等を利用して内部にも忘れずに給油が必要だ。 
ケース内で飛散するオイルが上部のシリンダーの潤滑にも利用されると思われる。







プラグキャップは専用に形成されたシリコン製となった。 
耐久性、断線、リーク、接触不良の心配も少なくなると考えられる。







写真左下のキノコ状のパーツが排気管、写真上部のローレット加工のネジがキャブレターのスピンドルとなる。
スピンドルの開閉で混合気の調整が行える。







内燃機関としては始動性が良い模型だが、スターターロープが使用できるのはありがたい。 
簡単、確実に始動できるように改善された。


※始動性が悪いエンジンで手首が痛くなったり、またうっかり回転方向を忘れてしまう事が多々あるので助かりますね。


【諸元】
サイズ;180x125x220 mm
はずみ車径;88mm
重量;1610g
排気量;6cc
ボア;22mm, ストローク;20mm




進化を続けるこのシリーズは侮れない。
欧米同等品のおよそ1/5の価格で驚きのコストパーフォマンス
こちらも世界中のエンスージアストが絶賛するのも納得できる逸品だ。







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